ビジネス分野で活躍する、いま注目のIoT製品3種をご紹介!

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あらゆるモノがインターネットに接続されるようになった現代。
ビジネス分野でも、IoTによってデジタル化されたデータを活用したさまざまな取り組みが盛んになっています。

本記事でご紹介するのは、ビジネス分野で用いられているIoT製品の種類と用途です。用途については、具体的なIoT製品を例にしながらご紹介していきます。

IoT製品の種類とは?ビジネス分野での使われ方

IoTゲートウェイ

IoTゲートウェイとは、なにかしらのIoTの仕組みを構築する際に、インターネットを用いて接続される端末同士の通信を中継する役割を持った機械のことです。

なぜ中継が必要なのかというと、そこには通信によるサーバ・ネットワーク負荷の軽減や処理速度の向上が目的としてあります。

例えば、建物に設置したいくつかのカメラ・センサーをつかってどの部屋に人がいるかを検知し、空調や照明などの家電を最適化する仕組みを構築したいとします。このとき、設置されたカメラ・センサーから取得した膨大で多様な形式のデータを、直接サーバに送信して処理をかけると大きな負荷が掛かってしまい、結果として通信やサーバそのものに悪影響を起こすリスクが上がったり、求める処理速度に達しなかったりします。

また、映像データなどは個人の顔などが映っている可能性があり、個人情報の観点からもクラウドに送信しないことが望ましいです。機密性の高いデータも同様にクラウドへの送信は避けたいところです。

そこで、IoTゲートウェイにカメラ・センサーからのデータをいったん集めて、データ処理をおこなってからクラウドやサーバ、ローカルネットワーク内のIoT機器に送信することで負荷を軽減することができます。この考え方はエッジコンピューティング(※1)とも言われています。

役割としてはルータと似ていますが、IoTゲートウェイではさまざまな種類の通信規格に対応することができ、かつエッジ処理によりデータを加工できることが大きな特徴です。

※1 エッジコンピューティング
IoT端末やそれと接続されたサーバでデータ処理をするネットワーク技法のこと。処理を分散させることで、低遅延・ネットワーク負荷の軽減などのメリットが得られる。

IoTゲートウェイとは?業務効率を変える注目のIT
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ウェアラブルデバイス

ウェアラブルデバイスとは、スマートウォッチに代表されるように身につけて使うことができるデジタル端末のことを指します。

いずれのウェアラブルデバイスもインターネット通信機能を備えており、さまざまなデータのやり取りできるものがほとんどです。また、どのタイプも身体に身につけて使うものなので、業務をしながらハンズフリーで使えるというメリットを持っています。

ウェアラブルデバイスには、以下のようなタイプがあります。

・時計型
・指輪型
・眼鏡型

具体的な例は後述しますが、こちらも一般消費者のみならず、ビジネス用途でもさまざまなシーンでの活用が始まっています。

ウェアラブルデバイスとは?ビジネス現場での活用が進む理由
ウェアラブルデバイスという言葉を耳にする機会が増えています。ウェアラブルデバイスは、ビジネス現場においても活用が進んでいます。本記事では、一般生活、ビジネス現場において注目を集めるウェアラブルデバイスについて、具体的な活用事例を交えてご紹介します。

デジタルサイネージ

デジタルサイネージとは、デジタル技術を活用した表示方法で情報を発信する媒体の総称です。

最近では、店頭で情報表示をする掲示板のような使い方や、街中の人通りの多いエリアで広告配信をする使い方(DOOH※2)など、さまざまな活用方法で見かける機会も増えてきました。

その他にも、音と映像を使った空間演出装置として、あるいは工場やオフィスにおける情報伝達のためのインフォメーションボードとしてなど、活用の幅は多岐に渡ります。

このように情報発信・空間演出で幅広く活用されるデジタルサイネージですが、近年はIoT化の動きが高まっています。IoT化されたデジタルサイネージとは、例えばセンサーで設置場所付近にいる人の多さ・属性などを検知して、それに合わせて自動的に配信内容を変更するといったものです。

こうした発展によって、従来のデジタルサイネージよりもより高い宣伝効果が見込めたり、飲食店やイベント会場などで座席の混雑具合を表示したりといった、より幅広い活用が期待されています。

※2 DOOH (Digital Out of Home)
OOH (アウト・オブ・ホーム) 広告のうち、デジタルサイネージを活用したメディアのこと。電車内サイネージ・タクシーサイネージ・屋外LEDビジョン等が代表的

ビジネス用途で活躍するIoT製品4選

それでは、ここからは当社のIoT製品を例にあげながら、具体的な活用例をご紹介していきます。

IoTゲートウェイ 「PX-1000(STB)」

PX-1000は、IoTに求められるあらゆる環境に対応したSTBです。

STB(セットトップボックス)とは、もともとはテレビを見る際に必要な機器のひとつで、基地局から発信された放送信号をテレビモニターに表示させるための信号に変換する役割を担った機器のことを指しました。

昨今ではさまざまな機器を操作・制御する「操作ターミナル」としての特徴を発展させ、利用用途に特化した多様な機能を持つ業務用のSTBが活躍しています。なかでも、無線LANを搭載しているモデルではIoTゲートウェイとしての役割を担うものや、エッジコンピューティング、デジタルサイネージへの映像配信などの役割を担う「機能特化型コンピュータ」としての活躍が増えています。

STBとは?5分で分かるセットトップボックス
STB、セットトップボックスという言葉について聞いたことがある、またはよくわからないという方向けに5分程度でわかりやすく解説します。

具体的な例としては、以下のようなものがあげられます。

映像配信
・あらゆる種類の信号の映像を、配信できるように変換する
・受信した映像の自動保存や、アプリでの閲覧など、利用用途に応じた処理をおこなう
・デジタルサイネージなどと組み合わせて、高品質で安定的な映像配信を実現する

IoTゲートウェイ / エッジコンピューティングデバイス
・さまざまな機器・センサーからのデータを集約して、クラウドサーバで見える化する
・顔認証をするシーンにおいて、カメラで撮影した顔情報や照合する個人情報をサーバに送信せずにPX-1000(STB)内で画像解析することで、必要な情報のみをサーバに送信してセキュアな通信を実現する

IoTに求められるあらゆる環境に対応したSTB「PX-1000」
IoTに求められるあらゆる環境に対応したSTB「PX-1000」
STBは、テレビ番組の放送受信・視聴だけでなく、IoTゲートウェイやエッジコンピューティングデバイスなど、その特徴を活かした“機能特化型コンピュータ”としてあらゆる場面で活用できます。耐久性と安定性に優れ、運用・保守のトータルコストを削減できます。

より詳しい活用方法については、こちらでご紹介していますのでご覧ください。

STB(セットトップボックス)のビジネス活用・導入事例まとめ
放送受信・視聴だけでなく、その特徴を活かし、機能特化型コンピュータとしてあらゆるビジネスシーンで活用が増えているSTB(セットトップボックス)。今回の記事では、ビジネスシーンでSTB(セットトップボックス)がどのように活用されているかさまざまな導入事例をご紹介いたします。

IoTゲートウェイを活用した電力コスト削減システム 「AIrux8」

AIrux8は、センサーとIoTゲートウェイ、照明・空調、そしてAIを連動させることにより電力コスト削減を実現しているシステムです。

こちらは、センサーで取得したデータをもとにAIが空調・照明を自動制御することで、建物のエネルギーコストを削減することができます。

具体的には、オフィスなどの天井に設置したセンサーで環境情報(室温・照度)や人の動向状況をデータとして取得して、人のいない部屋やエリアの空調・照明を消すなど、AIが自動調節することで劇的な消費電力削減を狙う仕組みです。

照明電力33%減、空調電力41%減などの実績があります。導入前後の消費電力データなど、詳細はこちらで紹介しています。

AIによる電力コスト削減システム「AIrux8」
AIによる電力コスト削減システム「AIrux8」
AIrux8は、様々なIoT機器をAI自動制御する為の集中コントローラー装置です。電力消費を実状況に合わせ適正値に自動制御したり、人の混雑状況に応じて環境を最適化することも可能です。

ウェアラブルデバイス 「Cygnus」

Cygnus(シグナス)は、腕に装着して使用するウォッチ型のウェアラブルデバイスです。
こちらはシーンによってさまざまな用途で利用できます。

例えば、物流倉庫では広い敷地内を移動せずに、腕に装着したCygnusを用いて連絡を取り合ったり、これまでハンディターミナルでおこなっていた荷物のバーコード読み取りや点検・検品情報の入力などの作業を、ハンズフリーで安全におこなえるように変更したりといった使い方ができます。

また、飲食店やホテルであれば、どこにいてもすぐに顧客からの呼び出しに応答・駆けつけることができるようになったり、注文・要望をCygnusで受信してスピード対応できるようになったりといった使い方もあります。

他にも、GPSの位置情報を取得して従業員の動線を見える化し、工場やワークフローに無駄がないか見直して生産性向上に役立てる、などの活用方法も考えられます。

業務用ウェアラブルデバイス「Cygnus」
業務用ウェアラブルデバイス「Cygnus」
Cygnusは、利用用途に応じて各種アプリケーションを1つのウェアラブルデバイスに搭載が可能なため、様々な業種において、生産性向上・業務効率化を実現します。

以下の記事でさらに多くの活用事例をご紹介していますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。

工場のスマートファクトリー化を後押しする、ウェアラブルデバイス活用法
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デジタルサイネージ 「CELDIS」

CELDISは、IoT技術を活用したデジタルサイネージプラットフォームです。

デジタルサイネージの活用方法はさまざまです。
活用例をあげると、次のようなものがあります。

・広告・ブランディング (広告・PR動画の配信)
・販売促進 (セール情報・キャンペーン情報・おすすめ商品の告知)
・情報提供 (待ち時間・混雑状況 / 多言語での情報 / 災害時の最新情報 などの掲示)
・空間演出 (音と映像を使った空間演出をする)

飲食店なら店先でその日のおすすめメニューを表示するために利用したり、小売店ではタイムセールやキャンペーンの情報を表示するために使用したり、披露宴会場やエンタメイベントの会場などであれば空間演出をするために使用したりといった具合に、さまざまな活用方法が考えられます。

また、顔認証による視聴率計測や来店客数計測なども可能ですので、DOOH向けに必要な情報を取得することができます。そのため、自社販促の合間にDSP・SSP※3と連携してプログラマティック広告を流し、広告収益を得る、といったことも可能です

IoT技術を活用したデジタルサイネージ「CELDIS」
IoT技術を活用したデジタルサイネージ「CELDIS」
CELDISは、IoT技術を用いたデジタルサイネージプラットフォームです用。途に合わせてカスタマイズし、設置からアフターケアまで全て通貫してお客様へご提供いたします。
※3 DSP(Demand Side Platform)・SSP(Supply Side Platform)
Web広告において、広告主やメディア側の収益を最大化させるためのサービス。広告配信を効果的に行うために必要なオークション・セグメント配信などの機能を備えています。

自社にあったIoTソリューションの構築が大切

ビジネス用途でも、選ばれるIoT製品・使い方はその目的や活用シーンによって大きく変わります。

IoT技術を使ってなにかしらの自社の課題を解決したい方、あるいは顧客にとってよりよいサービスを実現したいと考えている方は、ぜひ信頼のおけるIoTソリューションの提供企業に相談されてみてください。

自社にあったIoT製品のカスタマイズ・選定から、導入目的を達成するための具体的な仕組みの提案まで、サポートを受けることが可能です。

当社でも、豊富な経験・実績を活かしながら、製品設計・開発〜サービス提供まで一気通貫した体制でコストを抑えたIoTサービスの提供が可能です。こちらで詳しくご案内しておりますのでぜひご覧ください。