STBとは?5分で分かるセットトップボックス

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STB、セットトップボックスという言葉について聞いたことがある、またはよくわからないという方向けに5分程度でわかりやすく解説します。

STB(セットトップボックス)とは?

STB(セットトップボックス)とは、テレビを見る際に必要な機器のひとつで、基地局から発信された放送信号をテレビモニターに表示させるための信号に変換する役割を担っています。その名称は、テレビがまだブラウン管だった時代に、テレビの「上に置く箱」だったことからこの名が付いたとされています。

ケーブルテレビ業界では、アナログ放送用の同機器を「ホームターミナル」、デジタル放送用の同機器を「セットトップボックス(=STB)」と呼び分けされているようですが、明確な定義分けが存在するわけではありません。そのため、ここでは同機器の総称としてSTB(セットトップボックス)の名でご紹介を行っていきます。

STBの主な機能

地上波デジタル放送をはじめケーブルテレビ放送、衛星放送やIP放送など各種の放送データは、基地局から放送信号として発信された後、電波に乗ったりケーブルの中を通ったりして家庭まで届きます。

しかし、このときデータの状態は「放送用の信号」ですので、テレビモニターに表示させるためには、信号を「テレビが受信できる信号」に変換する必要があります。
この役割を担っているのがSTBで、アンテナから受信した信号、またはケーブルから届いた信号がSTBによって変換されることで、テレビモニターに表示可能となります。

よく勘違いされる、<STB>と<チューナー>との違い

また、STBは「チューナー」と混同されることがありますが、これは誤解です。

ケーブルテレビや衛星放送など、または「地上デジタルテレビ放送」か「地上アナログ放送」かなどによっても、放送の周波数帯や方式がそれぞれ違います。これらの規格の違う放送を受信するためには、それぞれに対応した受信機が必要であり、これが「チューナー」と呼ばれています。

一方、STBは受信機能を内蔵していますが、受信した信号を変換することが主な役割であり、上述のようなサービス機能を統合的に併せ持ったものの名称です。つまり、単に受信機としての機能だけのチューナーとは区別されています。

家庭用はもちろん、”業務用”としても活躍するSTB

実は、STBの役割はこれだけではありません。利用場面も家庭用・業務用とさまざまで、それぞれの用途によって全く違った多彩な機能が搭載されています。

利用シーンが急増している「操作ターミナル」としての役割

主な役割は、上述の通り「放送信号をテレビが受信できる信号に変換すること」です。しかし、STBは他にも複数のチャンネルを切り替えたりビデオオンデマンドの番組を選択したりする際の「操作ターミナル」としての役割も担っており、専用のリモコンを操作してチャンネルを切り替えることができるのもSTBの機能によるものです。

昨今はSTBにさまざまな機能が追加され、多様な業務用途やサービスに対応したものが製造・販売されています。具体的には以下のような機能が挙げられます。

 ○機器制御端末
 ○ホームゲートウェイ
 ○有料放送を契約者にのみに視聴可能とする「スクランブル解除」(=暗号解除)機能
 ○B-CASカードやC-CASカードなど、ICカードを使った受信制御・コピー制御
 ○インターネットテレビ
 ○視聴年齢制限(ペアレンタルロック)
 ○VOD
 ○ゲーム
 ○カラオケ
 ○HDDレコーダー
 ○DVDレコーダー及びプレイヤー

このように、業務用途やサービスによって様々な機能が実装されており、それぞれのSTBの目的・用途など必要に応じて設計・開発されています。そのため、機能によっては一般ユーザーには販売されず、企業向けに販売されているSTBもあります。

映像配信だけじゃない。業務用STBとは

前述の通り、STBの機能は映像配信のみに留まりません。特にVOD、ゲーム、カラオケなどは一般家庭のテレビでは必要のない機能のため、一般家庭用のSTBには搭載されず、ほとんどが業務用のSTBに搭載されています。

業務用のSTBの特徴としては、利用用途に特化した機能のみを搭載できるため、テレビ放送の受信端末として使えるだけでなく、他の用途にも使えることが挙げられます。例えば、無線LANを搭載しているモデルならIoT端末の制御に使用でき、あるいはホームゲートウェイとして利用することも可能です。また、センサーからの情報を一元収集できるという利点もあります。

業務用のSTBが導入されている例としては、例えば映像配信の用途では主にケーブルテレビ会社などのサービス業者に対して業務用STBの販売が行われており、それらの業者が提供する衛星放送などのサービスにおいて、受信契約を行ったユーザーへ業者から貸与されるかたちで利用されています。

他にも映像配信以外の機能での活用例では、ホテルや旅館などの宿泊施設で宿泊客へカラオケ利用サービスやVOD視聴サービスの提供を行う場合などに、施設側がカラオケ機能・VOD機能付きのSTBを導入しています。

おわりに

本記事では、STBの概要についてご紹介しましたが、より詳しいビジネス用途でのSTB活用方法についてはこちらの記事でご紹介しています。よろしければぜひご覧ください。

STB(セットトップボックス)のビジネス活用・導入事例まとめ
放送受信・視聴だけでなく、その特徴を活かし、機能特化型コンピュータとしてあらゆるビジネスシーンで活用が増えているSTB(セットトップボックス)。今回の記事では、ビジネスシーンでSTB(セットトップボックス)がどのように活用されているかさまざまな導入事例をご紹介いたします。

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