大手通信キャリア2,000店舗に採用決定 クラウド型デジタルサイネージシステム「CELDIS」

業務効率化、運用の手間削減に貢献するCELDIS

[図：クラウド型デジタルサイネージシステムCELDISイメージ]

CELDISは、デジタルサイネージに配信する映像や画像などのコンテンツの管理を行うシステムを指す。初めて使用する人でも直感的に操作できるシンプルなユーザーインターフェースが特徴。配信するコンテンツの設置や番組構成はすべてクラウド上で行うため、デジタルサイネージが全国に点在していても、コンテンツ管理はPC一台で一括管理ができる。

また、一つ一つのデジタルサイネージで時間帯・曜日ごとに番組構成を調整することができ、ディスプレイを設置した場所の人の流れ、時間や役割・目的に合わせた効果的な情報発信ができることも大きな特徴だ。

[図：CELDISシステムイメージ]

店舗等に設置するディスプレイ1台につき、STBを1台設置し、STBがインターネットと通信することで映像などのコンテンツを受け取り、ディスプレイに表示させる。コンテンツの管理者はオフィス等でPCからインターネットを通してCELDISのCMSにアクセスし、遠隔で各店舗に配信するコンテンツの登録やスケジュール設定を行う仕組みだ。

 

デジタルサイネージの活用 急速に拡大

[図：デジタルサイネージの活用例イメージ1]

デジタルサイネージの活用は、IoT技術やディスプレイ技術の向上によって急速に拡大している。

駅や商業施設などに設置された屋内広告、街頭に設置された屋外広告では、LEDディスプレイを用いたデジタルサイネージ広告が普及している。設置場所にあわせてディスプレイの大きさ・形を柔軟に変更でき、映像や音で情報伝達力の強い訴求が可能だ。

コンビニエンスストアなどの小売店では、店舗が発信したい情報をスケジュールにあわせて配信することが来店したお客様との重要なコミュニケーション手段になっている。映像コンテンツなどを複数の店舗でスケジュールにあわせて配信することで、従来の紙媒体での掲示と比べて効率的かつ効果的にターゲットに訴求することができる。

学校、病院や工場などでも、デジタルサイネージの活用が進んでいる。紙面の掲示はスペースを多く取ること、紙面を用意することに手間がかかっていたが、デジタルサイネージでは、紙面より場所を取らず、美しい映像や画像でよりわかりやすく情報を伝えることができ、施設が伝えたい情報をより強いインパクトで伝えることができるようになっている。また、災害時の防災システムのようなリアルタイム性が求められる場所でもデジタルサイネージが活用されている。優れた情報伝達力、省スペース、業務効率化の観点から、今後もデジタルサイネージの導入拡大が続く見込みだ。

[図：デジタルサイネージの活用例イメージ2]

トラース・オン・プロダクトは、創業時からIoT技術を活用した映像配信技術に強みを持つ。デジタルサイネージに設置するミニコンピューターであるSTB（セットトップボックス）とデジタルサイネージのコンテンツ管理を行うCELDISを組み合わせ、複数の店舗で映像・画像などを配信するマルチキャストシステムで多くの実績を重ねてきた。CELDISは、これまでに小売量販店、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、病院、モバイル販売店舗、教育施設等、多様な業界・業種で採用されている。STBも含めてすべて自社開発・製造であるため、他競合企業と比較してコストパフォーマンスが高いことも選ばれている理由の一つだ。

トラース・オン・プロダクトでは、設置からメンテナンスまでのアフターケアを行うほか、顧客ごとのニーズへの追加対応も行っており、配信システムやSTBの機能追加開発を行うことで顧客が実現したいデジタルサイネージ配信を可能にしている。今後もさらに機能の拡充を行いながら、拡大するデジタルサイネージ需要に対応していく予定だ。

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