海外マーケット奮闘中・・

 ゴールデンウィークは、シンガポールに戻り海外マーケットで奮闘致しました。

 現在シンガポールでは、インドネシア、マレーシアマーケットを中心に活動致しております。此方の市場で人気のある当社商材はSHISA(チェックイン端末)+AIrux(ルームコントローラー)とCygnusになります。特にSHISAのオートチェックイン+鍵の制御にはユニークな部分が多く、DEMOを実施するとかなり高評価が得られています。しかしながら、こちら東南アジアはモザイク社会であり、単一民族が95%以上を占める日本社会とは常識感が大きく異なる為、乗り越えなければならない商売の難しさが複数存在します。

 日本は国内に殆どの産業が存在し、同一常識を持った売り手と買い手の間で商売が成り立つ場合が殆どです。しかし、東南アジアは、例えば、家電製品は凡そ輸入で賄い、製品の調達範囲は世界に開いております。すなわち競合他社は世界中に広がっています。

 ブランド力を持っていない製品は、原則信用されない所から商売が始まる為、PoC(Proof Of Concept)を実施し、本当に信用できるか確認が取れるまで次のステップに進みません。PoC制作の費用負担は需給の強さで決まりますが、この時点でかなりの労力が必要になります。また、インドや中国との価格競争に巻き込まれる為、当社しかないユニーク機能、又は価格相当の価値を明確に示すことが出来ないと、すぐに同様の製品を世界中で検索され、トンビに油揚げ・・という具合で商売が成立致しません。

 しかし、実際の所、この世界の競争に晒された東南アジアの市場が最も商売の正しい姿であり、特異性が存在するのは日本市場、これが世界の常識であり、私も同様に認識しています。我々は東南アジア市場で徐々にパートナーを増やしているものの、未だ大きな成果は得られておりません。しかしながら、核心に近づいている変化を強く感じるようになってまいりました。世界に通じるアドバンテージは、当社が拘る「しか」にあります。ブランディングは結果の積み重ね。ゴールに繋がる道はようやく見えてきました、後は如何にいばらを乗り越え早く進むかです!

 私の大切な友人 Tony Tsao (D-linkの元社長)がD-linkを世界のネットワークメーカーに育てたのも、ここシンガポールが始まりです。諸先輩方の過去の経験を教えとして、トランザスもここシンガポールから世界を目指しています。

 このモザイク社会の難しさを乗り越える事こそ、トランザスを世界に通じる会社に鍛え上げる事だと私は確認しています。